【長期レビュー】3万円のルンバコンボで実現した”掃除分業”と後継機問題

QOL

3万円で購入したルンバコンボ(Roomba Combo Essntial robot)を約1年半使った。今回は、長期レビューを兼ねて、筆者の使い方における再評価と現在困っていること、後継機種の検討についてお話ししたい。

これからルンバコンボの購入を検討している方、ロボット掃除機の買い替えを検討中の方の参考になれば幸いだ。

筆者の機種

筆者は以前、3万円のルンバ「Roomba Combo Essential robot」を購入し、2か月使用時点でレビューをした。

機種の詳細や2か月レビューは以下の記事のとおりだが、当時と評価が変わった部分がいくつかある。

筆者は2か月使用レビューで、ルンバコンボはデメリットこそ多いものの「概ね満足」という評価をした。購入時の期待度を100点満点とすると「75点」という得点だった。

従来はすべて人力で掃除していたことを考えれば、掃除から解放された感動や、3万円という安さから、価格なりのパフォーマンスは十分に得られるという結論であった。

約1年半使った今となっては、ルンバは筆者の日常生活に欠かせない必須家電となった。ロボット掃除機がない生活に戻ることはできないほど、筆者の生活にはよく馴染んでくれている。その反面、購入当初にはなかった新たな課題も浮上してきており、頭を悩ませているのが現状だ。

1年半使用時点での評価は当初の「75点」という得点から変動はないが、評価の内容は変わってきている。ここからは、長く使っていくうえでわかったことや気になったポイントを述べていきたい。

ホワイトの本体はやや汚れてきたが、黄ばみなどはない。

1年半使用時点での再評価(75点)

全部委託ではなく分業制が最適

まず、床掃除については2か月時点と同様に、大まかな部分はルンバにお任せしている。水拭き機能は使っておらず、ごみ収集機能しか使っていないのも変わっていない。

だが当時と違うのは、床掃除の100%をルンバに任せるのではなく、自分の手で掃除する部分とルンバに任せる部分で、しっかりと役割分担するようになった点だ。

というのも、ルンバが得意な部分と苦手な部分・人間が得意な部分と苦手な部分があり、それぞれの得意な部分を活かすことで、最も効率の良い掃除ができると判明したからだ。

  • ルンバが得意な部分:均一的で高いクオリティの床掃除
  • ルンバが苦手な部分:段差や隙間がある部分の掃除
  • 人間が得意な部分:物の移動・段差や隙間部分の掃除
  • 人間が苦手な部分:均一的で高いクオリティの床掃除

ルンバの強みは、掃除に”一生懸命”な点だろう。床掃除だけでも1時間程度かけ、同じところを何度も往復して、徹底的にゴミを収集してくれる。人間が掃除するよりもはるかに多くのゴミが回収でき、ムラなく均一的に高いクオリティの掃除をしてくれる。

一方、人間が得意とするのは物理的に物を移動させることができたり、段差や隙間において機動的・重点的に掃除ができる点だ。全てをロボット掃除機に丸投げするよりも、双方のメリットを活かすことで、最も効率よく掃除できることが判明したのである。

確かにロボット掃除機を購入した当初は、これ一つで全ての床掃除から解放され、人間は何もしなくて良くなるという淡い期待を抱いていたのは事実だ。だが、実際に運用していくうちにエラーを頻発するようになったり、ロボット掃除機が苦手とする部分にホコリが溜まっていくなど、かえって非効率であることが判明し、”分業制”が最適解だということに気がついた。

例えばダイニングテーブルの下は椅子の足が多く、ルンバにとってはジャングルだ。迷子になりやすく、ここでは何度もエラーが発生している。

ダイニングテーブルの下は迷宮

そこで人間の出番。ルンバを起動させる前にイスをテーブルの上に置くことで、エラーの発生する確率が格段に下がり、ゴミの取り残しも減少した。

アナログだが、確実なエラー回避手段。

カーペットを食べるのどうしよう

最近では、新たな課題も出てきた。

ロボット掃除機がカーペットを角から吸ってしまい、カーペットの毛が絡まって脱出不能になってしまう問題だ。これにより、エラーでステーションに帰れないのはもちろんのこと、掃除をするたびにカーペットがほつれてきてしまった。

ひとまず100円ショップの滑り止めシートをひいて解決を試みたものの、滑り止めシート自体が動いてしまう問題も発生。現在、解決策を検討中である。

掃除のたびにカーペットがほつれていく

エラーは仕方ない、だが通知は欲しい

エラーにより掃除が完了できないのは、100歩譲ってわかる。だが、掃除が完了できなかった場合に、アプリ通知が何も届かない時があるので、これには困っている。

筆者としては外出時にルンバを起動させ、帰ってきたら掃除が完了している状態にしたいのだが、これでは掃除が進んでいるのか・できなかったのかがわからない。

掃除完了の通知が来ないことが気になってiRobotアプリを開くと、「ルンバコンボはオフラインです」と出てきて、エラーで止まっていることがようやく判明する。掃除が完了できなかったのであれば、せめてもその時点で通知が欲しいところだ。

通知なしに止まってしまうのなんとかして。

現時点の課題と後継機に求める条件

すっかり生活に定着したルンバだが、1年半使って部品の損耗も目立つようになってきた。最近では回転ブラシの抜け毛により、ゴミの回収効率が低下してきている。

また、吸引部にはどう頑張っても取れない髪の毛が絡んでおり、手入れが不可能な状態だ。部品単体で交換するのは割高であるうえ、現時点の不満点を解消したいことから、後継機種への買い替えを検討しているのが現状である。

本機種を使ってみて筆者がロボット掃除機に求めるのは以下の要件だとわかったので、新機種購入時にはこれらの点をマストとしたいと考える。

エラーの出にくい機種であること

現在使っているルンバコンボの最大の課題は、エラーにより掃除が完了しないことが頻発する点だ。

10回掃除をかけて、無事にステーションに帰って来れるのは6回といったところ。4回はエラーにより、掃除の途中で止まってしまう。掃除成功の精度を上げることが、筆者宅では最も重要なテーマである。

そもそも筆者宅は、一般家庭よりも床に物を置いていないはずだ。それでも失敗率が高いことから、例えば床に座布団や座椅子を置く習慣のあるご家庭では、掃除の成功率はさらに低くなることが想定される。

エラーの出やすさは公式サイトには載っていないため、利用者のレビューを見て判断するしかないものの、後継機種は掃除成功率が高い機種を選びたいと考えている。

毛がらみ防止機能は欲しい

ロボット掃除機を使ってわかったのは、髪の毛が尋常じゃなく絡まることだ。一度絡まってしまうと取り除くのは大変なので、はじめから絡まらない仕様のものが良い。

ルンバコンボには毛がらみを取り除くためのカッターが付属しているが、それでもうまく取るのは難しい。

グレードを上げれば「毛がらみ防止機能」がついている機種もあるようなので、後継機種はこうした機能がついているものから選びたいと考えている。

ルンバコンボには、毛がらみを取り除くためのカッター(右)が付属している。

高度な付加機能は不要

最近では、ゴミを貯めておけるダストステーションや水拭き機能がついている機種が増えている。

だが、ルンバコンボを使ってみて、筆者の用途としてはそこまでの高度な付加機能は不要だとわかった。むしろ、基本的な掃除を確実にやってくれることの方がよほど重要だ。

現在使っているルンバコンボは3万円しない程度で購入したが、次購入する際は予算を5万円〜7万円程度まで引き上げても良いと考えている。すぐに元が取れてしまうため、もう少し予算を伸ばしたうえで、基本を確実にこなしてくれる機種を探したい。

まとめ

今回は、ルンバコンボを約1年半使ってみての再評価と、後継機種に求める条件を実体験ベースでお話しした。

ルンバコンボはロボット掃除機の「入門機」としては良い選択肢である一方、掃除成功率が低いことが難点だ。後継機種は現時点での課題を踏まえた上で、予算を上げてミドルクラスの製品も検討したい。

これからルンバの購入を検討する方、買い替えを検討する方の参考になれば幸いだ。