IKEAといえば、安くておしゃれな家具のイメージがあるが、商品のつくりや使い勝手は実際どうなの?
今回は、ホテルライクな部屋を目指して筆者が購入した、IKEAの”激安”間接照明をレビューしたい。
コスパよくおしゃれな空間を目指したい方、イケアの照明を探している方には必見だ。
IKEAのリングスタとスカフテート
間接照明は、部屋をおしゃれで上質な空間にしたい人にはピッタリのアイテムだ。なかでも、床置きができるスタンドライトは、工事不要で手軽なので気になっている方も多いだろう。
IKEAのスタンドライトは”コスパが良い”と特に好評だったため、評判を確かめるべく筆者も購入することに。
「リングスタ(RINGSTA)」と「スカフテート(SKAFTET)」の組み合わせだ。

リングスタとスカフテートは別商品となっており、前者はランプシェード・後者はランプベース(支柱)。型が合うものであれば、他の商品と組み合わせることも可能だ。
リングスタは19cm・33cm・42cmの3サイズから選ぶことができる。このうち筆者は一番大きな42cmを選択。
42cmともなると存在感はそこそこ大きいものの、スタイリッシュで上質な空間を演出するのに貢献してくれる。これが置いてあるだけで、まるでホテルのような雰囲気だ。


狭い部屋に設置するなら、もう一回り小さい33cmを選択しても良いかも?
スカフテートはニッケルメッキ・黄銅色(ゴールド)・ホワイトの3色から選択可能。筆者は、ニッケルメッキを選択した。
ニッケルメッキは単なるシルバーではなく、ヘアライン加工が施されており重厚感がある。安っぽさは全くない。

構造自体は単純なので、15分もあれば1人で組み立てることができた。
なお、電球は別売りなので注意だ。LED電球の「E26口金」を用意しておく必要がある。
よかった点
評判どおりコスパ良好
最も良いと感じた点は、評判通りの”コスパの高さ”だ。
5000円台の商品とは思えないほど、高級感と重厚感があり、安っぽさはない。使わない時もオブジェとして優秀だ。
さらに、IKEAの商品は店頭で実物を見てから買うことができるので、「イメージしていたものと違った」という心配がないのもいいところ。
お部屋の雰囲気向上
スタンドライトは、シーリングライトと違い部屋全体を照らすことを目的としない。複数の照明を組み合わせて使うことが大前提だ。
60Wで10畳ほどの部屋の角に設置すれば、光源から4畳程度の範囲は明るくなる。
そして、壁に反射する光と影で部屋に奥行き感を出すことが可能だ。空間を単調に見せず、上質な空間を演出できる。

適度な重量と安定感
軽すぎると簡単に動いてしまったり、かといって重すぎると移動が大変。だが、安定性や移動性の面でも、この照明はよくバランスが取れている。
ベース部分がしっかりしており、子どものイタズラや地震があった際にも、簡単に倒れる心配はない。
また、分解して移動できるため、頻繁に引越しや模様替えをする方にもおすすめできる。
残念だった点
電源ボタンがやや押しづらい
ここからは、残念だった点を述べていこう。
電源ボタンが小さくて、少し押しづらいことだろうか。位置としては、手を伸ばした先の良い場所にあるのだが、支柱を抑えながらでないと押せないため、ちょっと気を遣う。
スマート電球やスマートプラグを導入することで解消できる問題であるため、筆者宅でも今後導入を検討したい。

ケーブルの収納問題
電源ケーブルの長さは200cm。かなり長さがあるため、コンセントから離れていても設置できるのはありがたい。
一方、コンセントから近い位置に設置する場合、ケーブルが余ってしまいケーブルを収納しておく場所に困る。
できれば、余分なケーブルが見えないように本体に収納できる構造であれば良かったが、5000円台の商品に求めすぎだろうか。
実用面でも、ケーブルが出ているとロボット掃除機が誤って吸い込んでしまうため、筆者はマスキングテープで台座に留めている。

総評
IKEAのリングスタ&スカフテートを組み合わせた”激安”スタンドライト。総評としては、コスパ良し・デザイン良しの「かなり満足」な商品であった。
おしゃれで上質な空間をコスパよく実現するなら、間違いなく「買い」の商品だ。
まずは店舗に行って、実物をチェックしてみてはいかがだろうか。