一人暮らしに”1LDK以上”をおすすめする理由

QOL

一人暮らしであればワンルームや1Kで十分?

いやいや、筆者は、一人暮らしの人にこそ”1LDK以上”をおすすめしたいと考えている。

今回はその理由と、簡単に見つかる部屋探しの仕方について解説していこう。

部屋の広さは心のゆとり

一人暮らしを始める人にとって、「タイパ」や「コスパ」を重視する人も多いだろう。

時間がない一人暮らし生活においては、重要な概念だ。

そのため、物件を職場からの近さや家賃の安さで選ぶという人も多いはずだ。

確かに、一人暮らしであれば、平日はほとんど家にいないと言う日もあるだろうから、そのような選び方を否定するつもりは全くない。

しかしながら、筆者は、一人暮らしだからこそ、部屋の広さを削るべきではないと考えている。

それは、部屋の広さを削ることで、「心のゆとり」さえも削ってしまうことになると考えているからだ。

閉鎖的な空間にいれば、心の余裕も無くなってしまい、巡り巡って仕事や家事へのパフォーマンスに影響が出てくる。

自宅という最も安心できる「ゆとり空間」だからこそ、開放感のある住環境が必要だと考えている。

また心理面だけでなく、当然、物理的なメリットも大きい。

部屋が1LDK以上であれば、リビングルームとベッドルームを分けることができる

ベッドルームを閉めておけば、食事中に寝室が視界に入ることはなく、寝室からのホコリが気になることもない。

1LDK以上であれば、リビングルームとして独立可能。

人によっては、友人を呼びやすくもなるはずだ。

複数人でリビングルームに集まってゲームをする場合、部屋に散らかっているものをベットルームに放り込んでおき、締め切ってしまうことも可能だ。

複数の部屋があり、空間の切り分けができることは、時間のない一人暮らしにこそピッタリだ

もちろん、掃除が大変になるかもしれないが、ロボット掃除機に床掃除を任せておけば基本はOK。

筆者もロボット掃除機を購入・レビューしているので、参考になるだろう。

できれば40m2以上の部屋を探す

また、可能であれば、「1LDK」かつ「40m2(平米)以上」の部屋を探すとよい。

というのも、30m2台であれば、ワンルームの空間を無理やり1LDKにしたような間取りとなってしまうケースがほとんどだからだ。

せっかく空間が仕切れるにもかかわらず、一つ一つの部屋があまりに狭すぎるようでは、前述の開放感や心のゆとりは生まれにくくなってしまう。

間取り次第ではあるが、40m2以上であれば各部屋の独立性が高く、居住空間としては満足できるものが多いだろう。

一方、1LDKかつ40m2以上となれば、都心地域では家賃が高くなってしまうことは確かだ。

そこで、筆者は、都心地域だけでなく「近郊・郊外」も選択肢に入れてみることを提案したい

これは決して「都心を諦める」というネガティブな意味ではない。

例えば、”会社からは30分程度離れるが、駅周辺に商業施設が揃っており都心と変わらず生活がしやすい”といった、生活利便性を下げずに近郊・郊外に視野を広げてみるということだ。

また、“都心からは50分かかるが、始発駅で座って通勤できる”という、都心にはない別のメリットを探してみるのもよい。

一人暮らしであれば、住む場所も比較的自由に選択できるだろうから、今よりも視野を広げてみることをおすすめしたい。

その他のこだわってもよいポイント

ここからは、筆者の考えるその他のこだわってもよいポイントをいくつか紹介したい。

これらの条件を満たしていると、生活満足度はさらに向上する。

築年数:20年以内

築年数が古すぎると、内装だけでなく、排水設備などの直接目に見えない部分が老朽化していることがある。

予算が許す限りで、築年数は浅い物件を選んだほうがよいといえる。

どれくらい長く住むかにもよるが、筆者のおすすめは20年以内だ。

駅徒歩分数:7分以内

部屋の広さを求めるために、職場との距離を妥協するのであれば、最寄りの駅徒歩分数は近いに越したことはない。

駅徒歩分数を気にするのであれば、毎日の通勤通学で苦になりづらい7分以内がおすすめだ。

ただし、駅に近すぎると、電車の走行音や治安なども気になってくるので、内見時に周辺環境のチェックも欠かさずにしてほしい。

2階以上住戸・南向き住戸

2階以上であれば、防犯面で安心だ。

家賃は、賃貸の場合、1階上がるごとに1,000円/月プラスでかかってくる場合が多い。

また、日当たり面を考えれば南向きを選ぶとよいが、”西向きでも景色が良い”など他の付加価値があれば、南方位にこだわらなくてもよいだろう。

バス・トイレ別

1LDK以上の物件であれば、ほとんどがバス・トイレは別だとは思うが、念のため確認しておきたいポイントだ。

浴室乾燥機能あり

浴室乾燥機能がついていると、雨の日でも洗濯物の乾燥ができるほか、冬の寒い時期に浴室暖房をつけてお風呂に浸かることができる。

お風呂が苦手な人ほどつけておいてほしい設備だ。

簡単な物件の探し方

ここからは、簡単に条件に合った賃貸物件を探す方法をお伝えしたい。

筆者はこれまで、数々の物件探しサービスを利用してきたが、最もおすすめなのはSUUMOを使った探し方だ。

物件数が圧倒的に多く、他のサイトに比べて直感的に探しやすいのが特長だ。

Step1:SUUMOを開く

まず、検索エンジン等を使って、自分の探しているエリアのSUUMOを開いてみよう。

(例えば、名古屋周辺で探していれば、東海版を開く)

Step2:「通勤・通学時間から探す」をクリック

「通勤・通学時間から探す」をクリックする。

Step3:物件の条件を入力する

勤務先・学校の最寄り駅名と所要時間を入力し、「間取り:1LDK」「占有面積:40m2以上」を選択し、物件の検索をかけてみる。

例えば「名古屋駅」から「30分以内」の物件を条件に探すことが可能だ。

この時、築年数や駅徒歩分数など、他にもこだわりがある人はこだわりポイントにチェックを入れてみるとよい。

間取りは1LDK以上にすべてチェックを入れてもよい。

Step4:支払額を「安い順」に並び替え

検索結果が表示されたら、「賃料+管理費が安い順」で並べ替えると、毎月の支払額が安い順に並び替えられ、予算にあった物件を見つけやすい。

Step5:お気に入り・問い合わせ

気になった物件はお気に入りをつけておき、問い合わせてみよう。

なお、アプリ版のSUUMOは挙動が異なるため注意は必要だが、新着物件が通知される機能があるため、そちらもチェックしてみるとよいだろう。

まとめ

時間がない一人暮らしにこそ、”1LDK以上”の部屋をおすすめしたい。

そして、気に入った物件が見つからないようであれば、より視野を広げて、近郊・郊外で探してみるとよいだろう。

ただし、利便性の高い1LDK物件は人気があり、すぐに埋まってしまう可能性が高いので、気になったら早めに問い合わせてみよう。