スマホ2台持ちって、ぶっちゃけどう?
今回は、スマホ2台持ち歴3年の筆者がたどり着いた、使い分けの”最適解”を皆さんに共有したい。
2台持ちの”最適解”
まずは、現在使用している筆者のデバイス一覧をご覧いただこう。
- iPhone 15 Plus(メインスマホ)
- Pixel 6a(サブスマホ)
- iPad 第7世代(タブレット)
- M3 Macbook air 13インチ(パソコン)
Apple製品が多いのは、Appleエコシステムによるデバイス間の連携機能を使うためであるが、今回注目したいのはそこではない。
iPhone 15 PlusとPixel 6aで、スマートフォンを2台使い分けている点だ。

Apple製品群は同じアカウントで同期している一方、Pixelは”あえて”切り離した運用をしている。
プライベートと仕事で使い分ける
このような運用を行う理由は、明確だ。
iPhoneは「プライベート用のメインスマホ」、Pixelは「仕事用のサブスマホ」として役割を分担させることで、日常のストレスが激減できることがわかったのだ。
この運用方法は、仕事とプライベートでメリハリをつけたいと考える傾向にある、Z世代のサラリーマンには特におすすめできる。
メインスマホについては、仕事関連のサービスから一切切り離すことで、普段使いでは仕事の通知が届かなくなり、心理的負担が軽くなる。
特に、休みの日でもお構いなしで電話がかかってくる職場の場合には、着信や通知自体に気がつかないため、休暇に”専念”することができるようになる。
近年は、若者を中心に「つながらない権利」(勤務時間外や休日に仕事上のメールや電話への対応を拒否する権利)が主張され、フランスではすでに法制化がなされている。
スマホを分けることで、労働義務の生じない時間帯に届く不要な通知をシャットアウトできるため、日々のストレスから解放される。

もちろん、職場に登録する電話番号やLINEは、仕事用スマホに入れておく必要があるよ!
電話番号が2つあるのは便利
また、電話番号を2つ持っていると、なにかと便利だ。
「電話番号欄が必須項目になっており、登録しないと先に進めない。でも、電話番号はあまり知られたくないしな…」
会員登録やサービス利用の際に、こんな経験はないだろうか。
しかし、電話番号が2つあれば大丈夫。
重要な会員登録についてはメインスマホの電話番号を登録しておき、重要度の低いサービスについてはサブ回線の番号で登録する。
こうすることで情報漏洩のリスクを分散でき、メインで使用するスマホのセキュリティが向上する。
万が一の際には、サブスマホの電話番号を解約すればいいだけだ。

各スマホの運用方法
ここからは、それぞれのスマホをどのような用途で使っているのか、より詳細に見ていこう。
メインスマホの使い方
まずは、メインで使っているプライベート用のスマホだ。
機種は、iPhone 15 Plus。

常にポケットに入れておき、日常使いしているものになる。
【メインスマホの使い方】
- 家族・友人とのメールや電話
- SNS(LINE、インスタグラム、X)
- 決済サービス(クレジット・バーコード決済・交通系IC)
- 日常の調べ物・レシピ検索
- 動画視聴・音楽視聴
- ブログ作成・編集
日常生活の9割以上は、このスマホを使っている。
さらに大画面で動画コンテンツを楽しみたいときには、同期しているiPadが補完する役割を担う。
サブスマホの使い方
それだったら2台持ちをする必要がないと思われるかもしれないが、メインスマホを気持ちよく使うためには、サブスマホの存在は欠かせない。
筆者のサブスマホはPixel 6aだ。

【サブスマホの使い方】
- 職場の緊急連絡先として登録
- 職場のLINE、メール
- 不要なサービスの電話番号登録
サブスマホは「メインスマホを快適に使うためだけに回線を維持している」と言っても差し支えない。
しかし、これにより「仕事をするときは仕事をする」「休むときは休む」という、メリハリのある時間の使い方ができるようになった。
不要な”ノイズ”を減らすことで、仕事のパフォーマンス向上にもつながっている。
2台持ちをしてわかったデメリット
では、プライベート用と仕事用で使い分けることにより生じるデメリットは何か?
実際に使い分けて感じたのは、第一に「管理が手間になる」という点だ。
サブスマホは、普段はほとんど開かないことから、充電のし忘れや通知の見逃しが多くなる。
普段から2台とも充電する習慣をつけておかないと、肝心な時に使えなくなってしまう。
また、2回線を契約する必要があるため、「ランニングコストが高くなりがち」という点も挙げられる。
定期的に請求額を確認し、場合によってはプランの見直しが必要になる。
2回線を安く抑えるコツ
では、通信品質を保ちつつ、2回線を安価に維持するためにはどうすれば良いのだろうか。
実際に使ってみて、メインスマホ・サブスマホの長所を活かせる”コスパいい”組み合わせが判明したので、ご紹介しよう。
メインスマホはau「povo 2.0」
まず、メインスマホは、auのサブブランド「povo2.0」がおすすめだ。
「MVNOだと通信速度の遅さが気になる、でも大手キャリアのプランは高い」と感じている人にとっては、いいとこ取りのプランだ。
筆者は、以前docomoのサブブランド「ahamo」を使っていたが、「povo2.0」に切り替えたところ、使い勝手が格段によくなった経験がある。
また、povo2.0であれば、自分で好きなようにプランをトッピングできるため、各人の使い方に応じて、無駄なくデータ容量を設定できる。
サブスマホは日本通信「合理的シンプル290プラン」
サブスマホは、日本通信の「合理的シンプル290プラン」がおすすめだ。
日本通信というと、あまり聞き馴染みがないかもしれないが、サブ回線としてはピッタリのプランだ。
データ容量1GBがついて、月額基本料金なんと290円。格安で電話回線の維持ができる。
また、基本の1GBを超過しても、超過した分だけ請求されるため無駄がない。(超過1GBあたり220円)
安すぎて「これで商売が成り立つのか?」と逆に心配になってしまうが、2台持ちのサブ回線にはもってこいだ。
まとめ
筆者はスマホを2台持ちにしたことで、仕事とプライベートの線引きがハッキリし、日々のストレスが激減した。
また、重要でない会員登録には、サブ回線の電話番号を登録することでセキュリティが向上。メインスマホには、本当に必要な通知だけを表示できるようになった。
管理の煩わしさや通信料金のデメリットはあるものの、povoと日本通信の”二刀流”でコスパよく回線を維持しよう。
2台持ちを検討している方・仕事とプライベートを分けたい方に、参考になれば幸いだ。