近年、Apple製品は日本国内での値上げが続いている。
そんな中、少しでもお安くApple製品を購入したいと考える人も多いだろう。
もちろん、筆者もその中の一人だ。
今回は、Apple認定整備済製品を実際に購入し半年が経過したので、気がついたこと・注意したいポイントをまとめていきたい。
また、後半では認定整備済製品を”確実に”買うテクニックを、筆者の経験を含めてお話しする。
認定整備済製品を買ってみた結果
新品と変わらん!!
筆者は、約半年前に、Apple認定整備済製品の13インチM3 Macbook airを、税込139,800円(当時)で購入した。
この製品を定価を買うと税込164,800円なので、同じ製品をApple公式で25,000円安く買えたことになる。
では、半年間使ってみて、認定整備済製品の品質はどうだったか。
結論から言うと、全くといっていいほど「新品」と変わらない。
開封時から傷一つなく、丁寧な梱包、付属品も一緒で、さすがはAppleといったところだ。
そもそも認定整備済製品とは、何らかの理由で返品された製品を、純正の新品のパーツと交換し、徹底的なクリーニングを施したApple公式の製品を指す。
自社の製品に対して高い品質を求めるAppleだからこそ、まったくもって「リファービッシュ品」感はない。
さらに、新品と同じく1年間の製品保証が付帯し、対応する製品であればAppleCare+にも加入することができる。
ここまでくると、もはや新品と同等ともいえるが、いくつか注意点もある。
認定整備済製品の落とし穴
では、認定整備済製品を購入する際の、気をつけたいポイントをおさえておこう。
(安価なモデルは)争奪戦になる
まず、一番は「とにかく買いにくい」ことにある。
認定整備済製品は、Appleのページの中でもわかりにくいところにある一方で、このページの最新情報を常にチェックしている”猛者”がいる。
そのため、特に「安くて人気なモデル」は、激戦だ。
筆者が購入したM3 Macbook air(吊るしモデル・シルバー)は、購入後半日経った時点で「在庫なし」となり、買えなくなっていた。
すぐにでも購入手続きに移らなければ、先を越されてしまう「ヒヤヒヤ感」がある。
キズ・汚れがある場合もある
また、筆者が購入した製品にはなかったが、キズや汚れがあったという報告もある。
これは、新品でも起こりうる話ではあるが、こう言った場合には、返品することで対処するしかない。
気になる場合には、少し高くても新品を気持ちよく購入した方がよいかもしれない。
いうほど安くないかも
認定整備済製品は、いうほど安くないかもしれない。
というのも、ポイントや学割を加味すれば、新品であってもお得に購入することは可能だからだ。
例えば、家電量販店で新品を購入すると、ポイントが付く。(ビックカメラであれば5%のポイントが付与される。)
そうなると、164,800円−8240ポイント=新品が実質156,560円で購入できることになる。(認定整備済製品は税込139,800円)
また、Apple公式の学割を使える方であれば、税込133,800円〜購入できるため、価格差はほとんどなくなってくる。
一方、予算がさらに限られている場合には、中古品にも目を向けるとよいだろう。
例えば、同スペック・同機種のMacbookが、中古PCを販売する「イオシス」において、税込120,800円(Bランク)で販売されている。
そういう意味では、整備済製品だからといって特別安いわけではなく、あくまで「新品同等品を安く買いたい」人向けともいえる。
欲しい時に売っているとは限らない
そして、ネックとなるのは、買いたいタイミングで必ずしも販売されているとは限らない点だろう。
今すぐ必要であるにもかかわらず、認定整備済製品の在庫補充を待つことはおすすめしない。
安くなるのを狙って頻繁にサイトをチェックできる方、欲しいタイミングでたまたま在庫があった方に向いている。
また、店頭・家電量販店で購入することはできない点も注意が必要だ。(Apple Store店頭での受け取りは可能。)
認定整備済製品を確実に買う方法
ここまで、Apple認定整備済製品の注意したいポイントを説明したが、購入したいとなった場合、どうすれば確実に購入できるのだろうか。
まず、Apple公式サイトをこまめにチェックすることが望ましいが、必ずしもそのような時間がある方ばかりではないだろう。
YouTubeやXにて、認定整備済製品の更新情報を発信している方をフォローし、チェックするのが手っ取り早い。
そして、製品の在庫が補充されたら、希望通りのスペック要件を満たしているかを確認の上、迷わず購入すること!
できれば、あらかじめ登録しておいた支払い方法を使うようにしたい。
筆者はApple Payでの支払いを試みたが、何度も弾かれてしまう不具合が発生。そのため、複数の支払い方法を予め押さえておくことが大切だ。
ここまでできれば、高確率で認定整備済製品を購入することができる。
参考になれば幸いだ。