世界一やさしい「年間目標」の立て方と、実践〜継続のポイント

もくもくのつぶやき

目標の立て方に悩んでいる方、目標は立てたけれど続かないと言う方。

今からでも遅くはない。

今回は、”適切な”年間目標の設定の仕方と、目標に向けて実践・継続するポイントをわかりやすく解説していく。

今回のテーマは、一個人でも組織の中においても通用するので、多くの方の参考になるだろう。

適切な年間目標の立て方

まず、何かに取り組む上では、「目標設定」が非常に重要だ。

例えば、漠然と「英語の勉強を続けたい」というよりも、「◯年までに英検◯級取得」といった目標をたてたほうが、勉強は継続しやすいし上達も早いはずだ。

ここでは、自分の中の目標でもいいし、ビジネスの現場でも構わない。

とにかく、何かを実践し継続するためには「目標を決める」ことが大切だということ。

今回は、今から1年後の目標を立ててみよう

そして、肝心な目標の「中身」についても、その目標が不適切であったり、絶対に届かないものであれば、努力を継続することは難しい。

よほどの天才であれば、「直感」で行動して当たるかもしれない。

しかし、大半のそうでない人の場合には、基本的には、目標に向けてコツコツと歩みを進めることが必要となる。

目標を立てるとか、”意識が高い”って?

いやいや、そんな堅苦しく考えなくていい。

あくまで、今自分が漠然とイメージしている「目指したい方向」を、整理するだけだ。

もくもく
もくもく

あんまり難しく考えなくて大丈夫だよ〜。

まず、年間の目標を立てる際に参考としたいのは、「SMARTの法則」だ。

これは、コンサルタントのジョージ・T・ドラン博士が1981年に提唱をしたもので、ビジネスの現場で広く活用されているものである。

目標設定の際に「SMARTの法則」を意識することで、明確な内容で目標を立てることができ、達成の可能性を高めることができるのだ。

SMARTの法則によれば、目標設定の要素は5つある。

まず、一つ目は「Specific(具体的に)」ということ。

自分だけではなく「誰が読んでも」わかるように、具体的かつ明確な言葉で書くということだ。

悪い例:今年はブログの更新に力を入れます。
良い例:今年はZ!Styleのブログを、新たに50記事投稿します。

このように、目標をハッキリとさせることで、自分が今やるべき行動も見えてくる。

次に、「Measurable(測定可能な)」という要素が挙げられる。

目標が曖昧であれば、中間地点・終了時点における、目標の「達成度合い」がわからない。

そこで、目標は測定可能なものとし、達成度合いが他者でも判断できるように「定量化」することが大切だ。

例えば、「たくさん書く」ではなく「50記事書く」といったように、数字に落とし込んでみよう。

そして、3つめは特に重要。「Achievable(達成可能な)」ということだ。

「目標は高く設定しろ」と言う人もいるが、必ずしも高い目標がいいかと言えば、そうとは限らない。

と言うのも、達成できない目標を立ててしまえば、到達できない見込みが立った時点で、早々にやる気が失われてしまうからだ。

できもしない目標をたてれば、せっかくの目標が「絵に描いた餅」になってしまう。

極端な話、ごく普通のサラリーマンが、今からプロ野球選手になろうと思っても、それは現実的に不可能である。

このように、本人の願望だけではなく、「現実的に達成可能なものかどうか」を冷静に考えて目標は立ててみよう。

大事なのは、「やる気が削がれない程度の高さの目標」を立てることだ。

もくもく
もくもく

届きそうで届かないくらいがちょうどいいね!

4つめは「Related(経営目標に関連した)」ということ。

これは、人生や会社のビジョンを持っていない・考えたことがない方にはちょっと難しいかもしれない。

だが、ちょっとイメージしてみてほしい。

5年後・10年後、自分はどのような姿になっていたいか。どのようなスキルを身につけていたいか。

会社であれば、どの程度の規模で、どのような社会的責任を果たしていきたいか。

今の時点で構わないから、漠然とイメージしてみよう。

そして、ここでは、そうした”中長期的なビジョン”に合致する目標を立てましょうということだ。

例えば、「10年後アメリカで暮らしたい」というビジョンがあれば、年間目標は「英会話のこの本をマスターする」と設定することができる。

「FIRE(早期退職)したい」と言うビジョンがあれば、「年間で〇〇円節約し、積立投資に回す」と設定できる。

こうした形で、数年後の自分・会社の姿をイメージして、そこに関連した目標を立てることが重要となる。

そして、最後は「Time-bound(時間制約がある)」ということだ。

これは、いつまでに目標を達成するのか、期限を設定する必要性を説いている。

しかし、今回は「年間目標」の設定をしたいので、ここはすでにクリアしている。

もっと短い期間/長い期間の目標を立てたい場合には、時間制約についても意識してみるとよいだろう。

では、これらをもとに、早速年間目標を立ててみよう。

まずは、頭の中で考えるだけでなく実際に書き出してみてほしい

もちろん、紙でなくてもスマートフォンのメモでも構わない。箇条書きでも構わない。

書き出すことで頭の中が整理されるのはもちろん、忘れそうな時に見返すことができる。

そして、「これもやった方がいいかも」とか「これは必要なかったな」と、あとから目標の修正も可能になる。

もくもく
もくもく

書き出すことで、頭の中がスッキリするよ!

年間目標を立てたら、宣言しよう!

そして、ここまでできたら、周りの人に実際に「宣言」をしてみよう。

この過程がすごく大切だ。

というのも、目標を人に宣言することによって、自分自身に「やらなければ」という縛りをかけることができる

人は、独りではどうしても怠けたくなってしまう生き物だ。

よほど意志が強い人でない限り、他者の”目”があることによって、はじめて、目標を継続することができるようになる

可能であれば、怠けそうな時に「目標の進捗はどう?」と聞いてくれる人が望ましい。

そうした人がいなければ、同じ境遇に置かれている「頑張っている人」の背中を見て、やる気を出すのも一つだ。

例えば、同じ勉強をしているコミュニティに属し、切磋琢磨する手もある。

目標を宣言し、進捗状況を見てくれる”周りの目”を作ることで、努力の継続ができるようになる。

今度こそやるぞ!

そうはいっても「今までうまくいかなかったしな…」と思っている方。

ここまで読んだあなたなら、もう大丈夫。

というのも、すでに年間の目標の立て方、実践〜継続の仕方まですべて理解しているのだから。

あとは、実際に手を動かせるかどうかにかかっている。

もちろん、目標通りに進まない時もあるだろう。

そんな時は「やーめた」と投げ出してしまうのではなく、ちょっとでもいいから歩みを進めることを忘れないでほしい。

小さな積み重ねが、のちのちの自分を楽にしてくれると信じて、早速動きはじめてみよう。